5月25日,不正アクセスを受けたカカクコムの記者発表会に出席した。IT Proの読者の多くは,発表会の模様をIT Proのニュースなどですでにご存じだと思う。繰り返しになり恐縮だが,どのような手段で不正アクセスを受けたのか,どういったぜい弱性を悪用されたのかは結局,公表されなかった。 不正アクセスの手口を公開しなかった理由は,6月2日付けのニュース『【単独インタビュー】「当社が不正アクセスの手口を公開しない理由」,カカクコムの穐田CEO』にて穐田誉輝・代表取締役CEOが語っている。 「(手口を)公開することにはメリットとデメリットの両方があると思う」(上記記事中の穐田CEOのコメント)。確かにこの点は議論が分かれるところだろう。実際,当事者の対応も分かれている。5月31日には,不正アクセスを認識して女性向けサイト「OZmall」を一時閉鎖していたスターツ出版が,侵入の手口が「SQLインジェ
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