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ブックマーク / blog.livedoor.jp/beziehungswahn (5)

  • 2014年12月1日 : 場末P科病院の精神科医のblog

    12月1 ゴミ屋敷の住人は精神疾患なのか、それとも、心の傷のせいなのか(ホーディング障害・買いだめ障害・溜め込み障害、ディオゲネス症候群) その2 カテゴリ:ホーディング障害、ディオゲネス症候群difficult patient (前回の続きである) 私は、かってイギリスを旅行した時、イギリス王家の城の中を見たことがあるのだが、呆れ返ってしまったことがある。ウインザー城の中を見学したのだが、なんと中は物だらけであり、壁や棚や陳列台に数えきれない多くの物が所有されており、しかも、その多くは略奪品であり、インドやエジプトや中国といったイギリス以外の国々の物が殆どであった。そして、行く部屋行く部屋全てで、これでもかこれでもかと陳列されていたのである。  (一応、展示物として扱われているのだが、イギリス王家の威信を象徴する宝として、大英帝国の歴代の城の所有者であるの王家の民が世界中から略奪して収集

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  • 未知のウイルスとの戦い 陰謀論の行方 : 場末P科病院の精神科医のblog

    5月11 未知のウイルスとの戦い 陰謀論の行方 カテゴリ:感染症新型コロナウイルス 新型コロナウイルスは世界で猛威を振るい続け、このブログを書いている2020年5月11日時点での世界における総感染者数は4103152名であり、死者数は282727名である。 https://coronavirus.jhu.edu/map.html 新型コロナウイルスによって我々の生活は一変してしまった。仕事も外出もままならず、収入は途絶え、いつ感染するか分からないと怯えながら行動し、自由が制限され、不安と疑心暗鬼に満ちた毎日を送り続けなければならなくなった。 人類はもうあの平和で自由な生活には二度と戻れないのであろうか。 なぜこのようなウイルスが出現したんだ。いったい、誰が。いったい、何の目的で。 どこに怒りをぶつけたらいいのか。 陰謀論は個人的にはあまり好きではないのだが、新型コロナウイルスに関しては、中

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  • 場末P科病院の精神科医のblog

    2月7 未知のウイルスとの戦い 超高齢化社会の日 カテゴリ:新型コロナウイルス認知症 ここ1年ばかり世界はどこでも、コロナ、コロナ。皆、コロナ、コロナ。ニュースもコロナ、コロナ。学術論文も、精神医学の論文も、コロナ、コロナだった。 新型コロナウイルス関連の論文ばかり読んでいたせいか、しかも一気に論文が増えて(精神科関連だけでも1年間で2500件以上)、ブログを書く気がうせてしまったようである。 これまでに発表された傾向では、増加した数字は様々だが、新型コロナウイルスのパンデミックによって精神疾患が増加したという論文が世界中でどんどん発表されている。しかし、感染後の精神的な後遺症も含めて、その全容が正しく分かるのは数年後かもしれない。結果が判明するのは、まだ数年先。これからも論文を読んで勉強していく必要があろう。 (新型コロナウイルスによって精神疾患が増加) https://www.ncb

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  • congnitive enhancer、スマート・ドラッグについて(その2 実際の効果) : 場末P科病院の精神科医のblog

    2月25 congnitive enhancer、スマート・ドラッグについて(その2 実際の効果) カテゴリ:cognitive enhancer、スマートドラッグ薬物乱用 (前回の続きである) 健常者への認知機能増強剤(cognitive enhancer)としてのADHD治療薬の効果  ADHDの治療として使用するような薬剤が、健常者においても当に認知機能を高めるような効果を有するのであろうかと疑問に思っている研究者は多い。健常者でも効果があるという販売会社の宣伝や、ネットでの書込は当なのだろうか。背景には、ユーザーのCEに関する認識の甘さ、誤解、思い込みがあるのでなかろうか。 まず、認知機能を改善する薬剤として有名なものとしては、認知症への治療薬がある。コリン・エスタラーゼを阻害し、脳内のアセチルコリンのレベルを上げる薬剤(ドネペジルなど)やNMDA受容体をアロステリックに阻害す

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  • 恐怖のアルコール その1 (酢を昼間から飲んでいた酒豪のクラスメートの謎がようやく解けた) : 場末P科病院の精神科医のblog

    5月31 恐怖のアルコール その1 (酢を昼間から飲んでいた酒豪のクラスメートの謎がようやく解けた) カテゴリ:アルコール認知症 大学時代に酒豪のクラスメートがいたが、彼はよく酢を飲んでいた。彼の机には酢の瓶がいつも置いてあり、コップについではガブガブと飲んでいた。彼が言うには、酢がすごくうまいのだという。しかも酢を飲むと集中力が高まり勉強がはかどるのだという(そんなことあるかいな)。 しかし、この謎が30年以上も経ってようやく解けたのであった。アルコールを飲み続けると、脳の神経細胞はアルコールの代謝産物である酢酸ばかりをエネルギー源として利用するように変化してしまうという論文が出たのである。彼は、ブトウ糖よりも酢酸を好んで消費するようになった脳の命令に従って、昼間から脳のエネルギー源として酢を好んで飲んでいたのだ。今、ようやくクラスメートの謎が解けたのであった。 ヘビードリンカーの脳は酢

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