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ブックマーク / www.newsweekjapan.jp (15)

  • これが米大企業のほとんどを所有し牛耳るビッグ・スリー

    アメリカの大手企業のほとんどは3つのファンドが所有している  CORPNET Project at the University of Amsterdam <低コストで株式投資を民主化したと言われるインデックス・ファンドだが、一方ではS&P500企業の90%の最大株主に台頭し、競争を歪めはじめている。> 株式投資に大きな構造変化が起こっている。そしての副産物は、アメリカ企業の経営にも劇的な影響を及ぼしそうだ。 かつては個人投資家も機関投資家も、フィデリティのようにファンド・マネージャーが高い運用成果を狙って銘柄選びをするアクティブ運用型の投資信託投資を行っていた。だが2008年の金融危機以降、投資家たちはS&P500のような株価指数(インデックス)に連動するインデックス・ファンドに大きくシフトした。 その変化は驚異的で、2007年から2016年の間に、アクティブ運用型ファンドからは約1兆

    これが米大企業のほとんどを所有し牛耳るビッグ・スリー
  • ロシアでHIV感染拡大、原因はコンドーム

    <コンドームの使用を奨励するのは婚外交渉、ひいてはHIV感染を拡大させる西側の謀略?> 写真のプーチンはコンドームを巻かれている This article first appeared in Foreign Policy Magazine. 昨年11月、ロシアのエイズ予防対策連邦センターのワディム・ポクロフスキー所長は会見で、ロシア全土でエイズウイルス(HIV)への感染が拡大しており、このままでは2020年までにHIV感染者が200万人に増える可能性があると警告した。 だが心配ご無用。クレムリン直属のロシア戦略調査研究所(RISS)がエイズ感染拡大の原因を突き止めた。コンドームだ。 性行為を通じて感染し、エイズを発症すれば死に至らしめることもあるHIV。その感染拡大を防ぐための唯一ともいえる手段であるコンドームが、HIV感染拡大の原因だと言うのだ。 HIV感染は西側の攻撃 RISSのタチア

    ロシアでHIV感染拡大、原因はコンドーム
  • 寄生虫に乗っ取られた「ゾンビ・カタツムリ」がSNSで話題に

    寄生虫に乗っ取られ、鳥にべられるように目立っていたカタツムリ...... Viral Press-YouTube <台湾で発見されたカタツムリが、ロイコクロリディウムと呼ばれる寄生虫に寄生され、運動ニューロンが乗っ取られた状態にあることがわかって、さらに話題に......> オレンジや緑の鮮やかな蛍光色で光る奇妙なカタツムリが、ソーシャルメディアネットワーク(SNS)を中心に「ゾンビ・カタツムリ」と言われて、話題を集めている。 このカタツムリは、2019年8月9日、台湾中西部彰化県の山腹でハイキング中の男性によって発見されたものだ。男性は「カタツムリの中にカラフルなネオンの光が入っているようにみえた。その理由はわからないが、非常に奇妙だった」とコメントしている。 鳥をだまして捕させ、鳥の腸管で卵を産む...... 豪ラ・トローブ大学のマイク・イノウエ准教授によると、このカタツムリは、ロ

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  • 下水管に住みつくモンスター「ファットバーグ(油脂の塊)」退治大作戦

    <ロンドンやニューヨークの下水管を塞ぐ「ファットバーグ」の正体と最善の対策とは> 大都市の下水管でぶくぶく太る怪物ファットバーグ。その怪物はやがて体長250メートル、体重はザトウクジラ4頭分にも成長し、地上の世界に病原菌をまき散らす――。 ハリウッド映画の話かと思うかもしれないが、ちょっと違う。ファットバーグは世界の大都市で近年大きな問題になっている油脂の塊のこと。下水に流されたウエットティッシュや生理用品といったゴミに調理油などの油脂が絡み付いて固まり、下水管にこびりついて雪だるま式に大きくなっていく。 ファットバーグは「現代人の使い捨て文化を象徴する存在だ」と、ガーディアン紙のティム・アダムズ記者は語る。確かにファットバーグが大きな問題になってきたのは比較的最近だ。 最大の「犯人」とされる赤ちゃんのお尻拭きは1960年代から存在するが、現在のように大人向けやペット用製品まで登場したのは

    下水管に住みつくモンスター「ファットバーグ(油脂の塊)」退治大作戦
  • トルコの古い慣習に自由を奪われた5人姉妹の反逆

    映画『裸足の季節』 (c) 2015 CG CINEMA - VISTAMAR Filmproduktion - UHLANDFILM- BamFilm - KINOLOGY KINOLOGY <トルコの小さな村で、古く封建的な慣習によって体罰を受け、閉じ込められた5人姉妹。自由をつかむため、13歳の末っ子、ラーレはある計画を立てる...> トルコ語作品ながら世界各国の映画祭を席巻した話題作 トルコ出身でフランス在住の女性監督デニズ・ガムゼ・エルギュヴェンの長編デビュー作『裸足の季節』は、世界各国の映画祭を席巻し、トルコ語作品ながらアカデミー賞フランス代表に選ばれた話題作だ。 その舞台は、イスタンブールから1000kmも離れたトルコの小さな村だ。そこに、10年前に両親を事故で亡くした美しい5人姉妹が、祖母と叔父とともに暮らしている。物語は、下校途中の姉妹が、男子生徒と海に入り、騎馬戦に興じ

    トルコの古い慣習に自由を奪われた5人姉妹の反逆
  • 「報道の自由への重大な脅威」を再認識させられる『ニュースの真相』

    アメリカのニュースキャスターのダン・ラザーが降板に追い込まれたブッシュ大統領の軍歴詐称疑惑に関するスクープと、「偽造」との断定。その裏に秘められた深層とは...> ブッシュ大統領の軍歴詐称疑惑、この事件の内実が描き出される アメリカ・CBSの看板報道番組「60ミニッツII」のアンカーマンを務めていたダン・ラザーが降板に追い込まれた原因は、2004年9月に報じたブッシュ大統領の軍歴詐称疑惑に関するスクープが大きな問題になったからだった。ジェームズ・ヴァンダービルト監督の『ニュースの真相』では、この番組を担当し、取材チームを率いたCBSのベテラン・プロデューサー、メアリー・メイプスの視点を軸として、この事件の内実が描き出される。 再選を目指すブッシュ大統領と民主党のジョン・ケリーの間で大統領選が繰り広げられている2004年。メアリーと番組スタッフたちはブッシュの軍歴詐称疑惑をスクープし、全米

    「報道の自由への重大な脅威」を再認識させられる『ニュースの真相』
  • 数学の「できない子」を強制的に生み出す日本の教育

    <日の生徒の数学(算数)の能力は国際比較で見れば平均的な水準よりもはるかに高いが、グループ内で順位を付けるため強制的に「できない子」が生み出されている> 国際学力調査としてはOECD(経済協力開発機構)が3年おきに実施している「PISA(学習到達度調査)」が有名だが、IEA(国際教育到達度評価学会)の「TIMSS(国際数学・理科教育調査)」もよく知られている。こちらは5年間隔で、各国の数学と理科の学力を計測する調査だ(対象は小学4年生と中学2年生)。 日では子どもの理系離れが言われて久しいが、日の生徒の理系学力は実はかなり高い水準にある。2011年のTIMSSの結果によると、日の中学2年生の数学平均点は570点で、参加国(42カ国)の中で5位に入っている。 それなら日では数学が得意な生徒が多いかというと、そうではない。数学が得意と答えた生徒は12%にすぎない。数学が得意と答えた生

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  • 温暖化で緑化が進む?常識を覆す楽観論が登場

    数千年前、現在スーダンがある辺りのサハラ砂漠には大河が流れていた。魚やワニ、カバが生息しており、農業を営む人々の暮らしを支えていた。 やがてアフリカ北部は乾燥し、草原はサハラ砂漠と化してしまった。この大河も1年の大半は干上がっている。原因は気候変動だ。 ドイツのケルン大学の地質学者シュテファン・クレペリンが行った6000年前のデータなどに基づく研究によれば、気温が下がるにつれてサハラ砂漠は拡大していった。世界的な寒冷化に伴い、大気中の飽和水蒸気量が減少して降雨量が減り、乾燥地域が増えたのだ。 だが今、逆転現象が起きている。気温が上昇するにつれて、サハラ砂漠などの乾燥地域の周縁部で緑化が進行しているのだ。 以前は砂漠だった場所に草や低木、アカシアの木が生えていると、クレペリンは言う。こうした変化は、30年に及ぶ現地調査で彼が撮り続けてきた写真や、衛星画像からも明らかだ。 乾燥地域がより肥沃に

  • ひそかに進む日本社会の「階層化」 | ビジネス | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

    親の地位が子供に? 階層別の趣味や嗜好の違いは日でも見られる Valentinrussanov-iStockphoto.com フランスの社会学者ピエール・ブルデューは『ディスタンクシオン』(「差異」の意味)という著書の中で、社会階層によって趣味や嗜好が異なることを明らかにしている。たとえば購読雑誌の傾向をみると、知識階層は文芸誌、労働者階層は大衆誌を好んで読む。絵画、映画、スポーツなどについても、何を好むかは階層によって違ってくる。 これはフランスの話であって、「一億総中流」と形容される日には当てはまらないと考えるかもしれない。しかし統計によると、その「差異」は実は日でも見られる。 総務省『社会生活基調査』では、様々な趣味の実施率(過去1年間)を職業別に調べている。横軸に美術鑑賞、縦軸にパチンコの実施率をとった座標上に31の職業を配置すると、<図1>のようになる。美術鑑賞とは、テ

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  • 震災当日の晩、JR東日本は何を最優先にしたか

    今年も「あの日」がやってきました。4周年という歳月を経てもなお、復興公営住宅の建設は進まず、仮設住宅の撤去率は1%程度に止まっているというニュースを聞くと、胸がつぶれる思いがします。 要するに「仮設から常設の住居に移ることができた」被災者が極めてわずかだということだからです。「あの頃」には仮設の建設が遅れたということで、当時の与野党間では大論争になったことを思うと、現在はそうした熱気も薄れているわけで、更に暗澹たる気分にさせられます。 その一方で、4年という月日がある種の「癒し」を実現したのも事実です。 例えば、今年の「3月11日」にNHKではJR東日に取材した「震災秘話」を伝えるドキュメンタリーを放送していました。震災直後から同社の方々から色々なお話を聞いてきた私としては、そうした番組が実現したことに深い感慨を覚えました。 というのは、JR東日は、「震災に関して、わずかでも自慢話にな

    震災当日の晩、JR東日本は何を最優先にしたか
  • 美しければ出世する(かも)

    ハンサムな男性は収入が高く、女性はセクシーな服装が有利──容姿に過剰にこだわる文化がオフィスにもたらした過酷な現実 いまアメリカで、デブラリー・ロレンザーナ(33)を知らない人はまずいない。ニューヨーク在住のこの女性は09年12月、以前の勤め先である大手銀行シティバンクを訴えた。 腰からもものラインがくっきり浮き出る膝丈のペンシルスカートに、体に密着するタートルネックのトップス、爪先が開いたオープントウのピンヒール──そんな服装でデスクワークをしていたロレンザーナは、「セクシー過ぎて」同僚たちの仕事の妨げになるという理由で不当に解雇されたと主張。大きな反響を呼んだ(解雇理由はあくまでも業務遂行能力の問題だと、会社側は主張している)。 その後、ロレンザーナが美容整形に関するテレビのリアリティー番組に出演し、豊胸手術やさまざまな注射などを受けていたことが報じられた。番組での言動は目立ちたがり屋

  • 南北格差拡大でヨーロッパ分裂の危機 | ビジネス | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

    ユーロに試練 ドイツなどの健全国とギリシャのような債務国の南北格差は広がるばかり(アテネ中心部のシャッター街) John Kolesidis-Reuters ギリシャは債務危機で1年前、EU(欧州連合)と国際通貨基金(IMF)から総額1100億ユーロの緊急融資を受けることが決まった。だが今週、それでも足りなくて追加支援が必要かもしれないという話が浮上して、ユーロ相場は荒れに荒れた。しかも先週は、ポルトガルに対する780億ユーロの支援が合意されたばかり。 借りる方も決して楽ではない。ポルトガルは5%の金利をつけてきちんとお金を返さなければならないし、返済を実行するためには極めて厳しい緊縮を求められ、2013年までマイナス成長が続く可能性が高い。 だがこれほど厳しい条件が付いた支援であるにも関わらず、ヨーロッパ北部の豊かな国々の間では、EU加盟国への度重なる支援を疑問視する声が日増しに強まって

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  • 全米一怒れる男ウィネバゴ・マン

    年末にはマウント・シャスタという山にスキーに行った。 シャスタをニューエイジの人たちはパワーストポットだと信じていて、3000メートル超の山頂からの雪解け水は霊水としてもてはやされている。 が、そんな聖地にアメリカ一口汚くて怒っぽい男が住んでいる。 人は彼を「ウィネバゴ・マン」と呼ぶ。 ウィネバゴとはアイオワ辺りのアメリカ原住民の部族名で、アイオワにある大手キャンピングカーの社名でもある。だからウィネバゴはキャンピングカーの代名詞にもなっている。 そのウィネバゴ社の商品解説ビデオが80年代からアンダーグラウンドで流通していた。新型キャンピングカーの新機能やセールスポイントを紹介するビデオ宣材だ。なぜ、そんな退屈そうなビデオがアングラで? NG集、使われなかったアウトテイク集だからだ。 モンティ・パイソンのジョン・クリーズに似た、巨体に禿頭、口髭で目つきの険しい男がカメラに向かって説明する。

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  • ダウ「瞬落」、真犯人は超速取引

    得体の知れない乱高下は誰のせい?──100万分の1秒単位で数十億株を売買するHFT(高頻度取引)という金融業界の新たな「悪役」 09年3月に底値を付けたダウ工業株30種平均は70%近く回復し、今年4月26日には1万1205ドルまで戻した。この間、相場はおおむね順調で安定していた。だがその後、市場は津波に襲われる。ギリシャの債務危機が欧州全体の政府債務危機に波及しかねないことが明らかになった4月27日、ダウは213ドル下落し、それに続く17営業日のうち13日は一日の変動幅が100ドル以上に達した。 なかでも最悪だったのは5月6日の「フラッシュ・クラッシュ(瞬時暴落)」だ。ダウはものの数分で998ドルも暴落し、それから取引終了までに600ドル以上戻して、結局、前日比350ドル近い安値で引けた。 09年春に景気が回復し初めて以降、ほぼ影を潜めていた激しいボラティリティー(価格変動)が、うなりを上

    savage2
    savage2 2011/04/04
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