与党人権問題懇話会(座長・古賀誠自民党元幹事長)は23日、国会内で会合を開き、自民党内の調整が難航している人権擁護法案について、今国会で成立させることを確認した。同党内には、人権擁護委員の選任要件に国籍条項を設けるなどの修正を求める意見が出ているが、公明党側は「原案通りの成立が望ましい」と異論を唱えた。 会合で古賀氏は「私の不行き届きと力不足で、未だに最初の関門を突破できない状況だ。公明党の皆さんには申し訳ない」と陳謝した。さらに「党内手続きは非常に難しい。法案の中身も含め、検討させていただきたい」と述べ、公明党側も今後の調整を古賀氏に一任することを了承した。【森本英彦】 (毎日新聞 2005年3月23日 22時11分) 「公明党が今後の調整を古賀氏に一任」というのが肝でしょう。これで古賀誠氏が法案を成立させられなかった場合は政治生命の終焉を公明党のみならず大々的に曝してしまうわけで、