もしも離脱の是非を問う国民投票が再実施されたりすれば、分断はさらに悪化しEUはつけ上がるだろう Phil Noble-REUTERS <EUからの離脱を望む人も残留を望む人ももはやどうしたらいいか分からないほどぐちゃぐちゃになり果てている、ブレグジットをめぐる4つの論点> ブレグジット(イギリスのEU離脱)のプロセスについては、状況が目まぐるしく変化しているだけに記事にするのが難しく、だからこそ日々のニュースをそのつど報道するか、全体的な分析をするために大きな出来事が起こるのを待つか、のどちらかになってしまう。 だが今回の記事は、そのどちらでもない。この混乱した状況に洞察を与えようと試みるものではあるけれど、「全体像」を描くものではないし、もちろん実況解説でもない。 1つ目の論点を挙げよう。明白なことだが、ブレグジットはかなりめちゃめちゃな状態になっている。多くのイギリス人が、ブレグジット
![「ブレグジット再投票すれば?」は危険な考え](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/e180c6765db8e3ea68ef88a79bd335bc924a56d4/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.newsweekjapan.jp%2Fjoyce%2Fassets_c%2F2018%2F12%2Fjoyce181221-brexit-thumb-720x479-149158.jpg)