“就職難”にあえぐ学生が増えている。2010年に文部科学省と厚生労働省が発表した大学生の内定率(57.6%)を見ると、「就職氷河期」と呼ばれた2004年の数字(60.2%)を下回った。 不況が長期化する現状、就活を続ける学生にとって明るい材料はないのだろうか。「確かに就活は厳しいが、新たな兆しも出ている」というのは、就職情報サイト「リクナビ」の編集長を務める岡崎仁美氏。さらに「2011年の就職活動は“ソー活元年”になる」とも。 「ソー活」とは一体どういう意味なのだろうか。また「新たな兆し」とはどういった動きなのだろうか。長年、転職支援に携わってきた岡崎氏が、イマドキの就職事情を語った。 2011年の就職戦線は「ソー活元年」 ――2012年4月入社を目指す、大学生の就活が本格しています。しかし長引く景気低迷の影響を受け、「内定をもらうのは、かなり厳しくなるのでは」といった声が出ています。 岡