東日本大震災に伴う福島第一原発事故を契機として、“脱原発”論議がマスメディアの報道にも目立つようになってきました。その中で先週末、東日本大震災から3カ月の6月11日土曜日に、日本でも各地で脱原発を掲げるデモやパレードがありました。12日付の朝日新聞朝刊は「呼びかけ団体によると、東京、大阪といった大都市や、最多の原発を抱える福井県、被爆地の広島市など国内約140カ所で開かれた」と伝えています。 この出来事をマスメディアがどう伝えるか、特に新聞は扱い方が分かれるだろうと予想していたのですが、実際には予想以上の差でした。私の住む関西地区の12日付朝刊では、大阪本社発行の各紙でいちばん扱いが大きかった朝日新聞は、本記が一面準トップで4段近い大きな写真付き。第1社会面では1ページの3分の2を関連記事で埋め、写真も4枚載せています。破格の扱いと言っていいと思います。対して読売、産経は記事の掲載が見当た