出産時に手術で赤ちゃんを取り出す「帝王切開」が、近年、増加しています。 厚生労働省によりますと、帝王切開で出産する女性の割合は、この20年でおよそ2倍に増え、今やほぼ5人に1人の赤ちゃんが帝王切開で産まれてきています。 しかし、帝王切開を経験した女性たちの中には、お産によって心の傷を受けている人が少なからずいることが分かってきました。 報道局・生活情報チームの清有美子記者が解説します。 帝王切開増加 背景は 東京の昭和大学病院では、1か月におよそ100件の出産を取り扱っていますが、そのうち、帝王切開がおよそ4分の1に上ります。 取材した日も朝から2人の女性の帝王切開が行われました。 帝王切開が増加している背景には、女性の出産年齢の上昇に伴って、分べん時間が長引いたり、医療技術の進歩で、妊娠中の検査で、母親とおなかの赤ちゃんの状態が詳しく分かるようになり、危険を伴う場合も帝王切開で救
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