記録的な大雪で、世界文化遺産の登録を目指している群馬県の富岡製糸場では、建物の一部が壊れる被害が出ていたことが分かり、富岡市は修復方法などを検討することにしています。 富岡市によりますと、今月15日から16日にかけ富岡製糸場の4つの建物が大雪の影響で壊れました。 このうち国の重要文化財に指定されている「検査人館」と呼ばれる建物は、屋根のひさしの一部が、雪の重みに耐えきれず、長さ5メートルにわたって崩れ、瓦が落ちたということです。 また、昭和初期に建てられた「乾燥場」と呼ばれる木造の建物は、雪の重みで半壊しました。 その際、建物の近くにいた60代の嘱託職員の男性が頭に軽いけがをしたということです。 これを受け富岡市は今月21日まで臨時休場し、観光客の見学を中止するほか、今後は文化庁や群馬県と協議して、修復方法などを検討することにしています。 富岡市世界遺産まちづくり部の高橋修部長は「今回の被