オープンサイエンス、研究データ共有(シェアリング)に関する議論が、政策面からも、技術・科学の推進面からも国際的に議論されている。第5期科学技術基本計画では、内閣府の検討会の議論も踏まえて「オープンサイエンスの推進」の項を設定している。その実現に際しては多種多様な研究データの利活用が重要となる。現在、国際的な政策上の論点の中でもデータの相互利用、相互運用性(data interoperability)やデータ・パブリケーションやデータの保存機関・リポジトリに加えて、データ利用環境となる研究データ基盤(Research Data Infrastructure)に注目が集まっている。欧州にて注目を集めている「欧州オープンサイエンスクラウド」計画を中心にしつつ、他の研究データ基盤整備やデータ相互利用体制にも着目しながら紹介し、今後の取組のポイントを論じる。 キーワード:オープンサイエンス,研究デー
![STI Hz Vol.2, No.3, Part.13: (レポート)欧州オープンサイエンスクラウドに見るオープンサイエンス及び研究データ基盤政策の展望 - 科学技術・学術政策研究所 (NISTEP)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/00d2a2fe44def7221f53661098b32bddf7b9f98d/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.nistep.go.jp%2Fwp%2Fwp-content%2Fuploads%2FforFB2023.jpg)