今日は「インターネット時代のCRM(顧客情報管理)を考える」というセミナー中で1コマ話をする。CRM(Customer Relationship Management)は売上に直結するからか、この不景気下でも引き合いがわりと多いカテゴリーだ。 さてこのCRM(Customer Relationship Management)という言葉の定義だが、昔は顧客管理データベースだとか営業情報共有システムのことを示していたが、最近ではもっと広い範囲を示すようになってきている。我々としては、今のネット時代のCRMは、企業と顧客との接点(コンタクトポイント)全体に着目して、顧客と長期的・継続的な「親密な信頼関係」を構築し、その結果として顧客の利益と企業の利益を相互に向上させることを目指す総合的な経営手法およびそのためのシステムだと定義している。 この定義をとると従来ERPだとかSCMに含まれていた受注処
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