「ディズニーランドの半額近い金額なので、10年ぶりに来たんです」 4月初めの週末、3人でサンリオピューロランド(SPL)を訪れた女子高生達はこう話してくれた。久々に行こうと思ったのは、この4月からSPLが大幅な値下げをしたことを知ったからだという。 消費増税に伴って主要なレジャー施設が値上げをする中、SPLの価格改定は異例だ。1日の平日パスポート料金を4400円から3300円と25%、休日料金も約15%値下げした。今回の料金改定は、「増税でレジャー消費が消極的になる中、値下げを打ち出すことで、プラスの印象を持ってもらうため」(サンリオエンターテイメント営業部広報)だという。 SPLはキャラクターの世界観を伝え、ファンを増やすための拠点という位置づけだが、2007年度から施設の運営は赤字が続く。コストセンターのままでいいという認識はなく、15年度の収支黒字化を目標に掲げている。 値下げより先