去る7月30日に、オリコンが「イベントおよび音楽・映像パッケージ取扱店以外における売上のランキング反映について」と題したプレスを発表した。 デイリーチャートにおいて、イベントによるものと見られる売上アップが相次いでいることに対して、オリコン側が初めて集計基準を提示した形だ。 オリコン(ORICON biz online)が7月30日に発表したプレスでは、イベント会場における即売や音楽・映像パッケージ取扱店以外における売上施策が増加傾向にある現状に関して、そうした売上を含めた市場全体の売上動向を反映する方針であることが述べられている。その中で、オリコン側は次の2つの基準を示した。以下に引用記述を示す。 1. 弊社への売上報告は調査協力店様からのものを前提とし、弊社の調査協力店様以外でイベントや販売を行い、なおかつランキング反映をご希望される際には、弊社と販売店様の間において契約書を締結し、
10/12付デイリー・うさぎのなみ平の実売は2200枚→実際は9位…オリコンの新集計制度で減算か? 2009/10/15 14:38 10/12付のオリコンシングルデイリーチャートで初登場9位にランクインした、秋葉原を中心に活動するボーカルユニット・ピヨラビのメンバー、うさぎのなみ平が歌う「神様クレヨン」の売上が、実は2200枚だったことが判明した。所属会社の代表取締役が運営するブログ「アキバで働くスク水社長のアメブロ」で、その詳細が語られている。 うさぎのなみ平は、東京・秋葉原を中心に活動するボーカルユニット・ピヨラビのメンバー。ピヨラビは今年の1月にシングル「光のキャンベル」でインディーズデビューし、オリコン週間チャートで初登場34位を記録した。今回はそれに次ぐソロシングルとなる。 10/12付のデイリーチャートでは、東京・秋葉原の石丸電気でのインストアイベントを計4回開催した効果もあ
ビレッジバンカードも気がつけば、ずいぶんと変わってしまったという話を。 ちょっと前にツイッターでつぶやいたのですが、あまり賛同してもらえなかったので。 ビレッジバンガード=サブカル本屋 という認識は、僕の中ではもう3年くらい前から崩れています。 まず基礎的なところ。ビレバンは不況の書店業界の中で、唯一店舗数と売り上げが右肩上がりの新刊書店ですが、売り上げに占める書籍の割合は、すでに「13.5%にまで低下してしまった」とのこと。 詳しくはこちら。 http://d.hatena.ne.jp/chakichaki/20091012#p1 さて、ここ数年、ビレバンの新規出店の多くは、地方のショッピングモールです。 東京住んでいるとビレバンって下北や自由が丘にある個性的な本屋のイメージがあるかもしれません。CDコーナーなどにいくと、誰が買うのかというようなP-FUNK系のCDの特集棚が作られてたり
オリコンシングルチャート、20位が史上初の3000枚割れ。59位からは1000枚未満の異常事態 1 名前: ノイズx(東京都):2009/09/25(金) 05:36:55.58 ID:JWaLn9tF ?PLT 今週のオリコン週間シングルチャートが、今春に見られた低レベルチャートを超える異常事態を迎えた。今週の20位に入ったsuper cell「君の知らない物語」の売上はなんとわずか2975枚であり、 オリコン史上初めてトップ20ボーダーの売上が3000枚を割った。 また、30位の売上も1760枚で、同じく史上最低記録を更新した。 今週のオリコンシングルチャートは、各順位の売上が今年4月以来の低レベルとなった。 今週は1位以下、ほぼ全てにおいて売上レベルが低い。まず、1位に入った倖田來未の売上は3.2万枚。倖田來未は前作初動の約半分まで落ち込む大不振となった。また、7位のアンジェラ・アキ
今年9月度のオリコンアルバムチャートの内容が、音楽業界で波紋を呼んでいる。1位の嵐『All the BEST!1999‐2009』を筆頭に、ベスト10の中にベスト盤が6枚もランクイン。ベスト5に限れば4枚がベスト盤で、オリジナルアルバムは4位のSuperflyのみ、という異例のチャート構成だった。 音楽業界では古くから、各種レジャーが盛んになる夏季シーズンは”夏枯れ期”とも呼ばれ、CDのセールスが他シーズンよりも落ち込むとされてきた。そのため、この時期にはオリジナルアルバムを避け、制作費が少なくて済むベスト盤やカバーアルバムがリリースされる傾向があった。しかし今回、ランキングの上位にこれだけベスト盤が並んだことに対し、あるレコード会社関係者は「これはもはや夏枯れ云々ではない」と嘆息する。 「CDセールスの落ち込みが、ついに来るところまで来たという印象です。Superflyが異例のヒットを飛
テレビの地上放送が完全にデジタルに移行する予定の2011年7月まで、700日を切った。特に地方局は、地デジ移行に向けて、多額の設備投資を行うなど準備を進めてきた。ところが、ここに来て「2年後の完全移行は無理」との声も出始めている。今後の地デジ移行の見通しと、それにともなう地方局のあり方について、放送に詳しいジャーナリストの坂本衛さんに聞いた。 「3年程度の延期で済めば御の字だ」 ――総務省は、2011年7月には、地上放送を完全にデジタルに移行したい考えです。可能なのでしょうか。 坂本 絶望的ですね。まず、受信機の問題です。電子情報技術産業協会(JEITA)の統計によれば、09年6月末時点での地デジ受信機の出荷台数は約5400万台です。このことから、「日本の世帯数は約5000万だから、結構普及しているじゃないか」と受け止める向きもありますが、これは大間違いです。この統計の内訳を見ると、薄型テ
これから紹介する話は、ごく最近、知人のA君と俺が交わした会話をまとめたものです。登場する人物名はすべてアルファベット表記(イニシャルとは限りません)ないしは記号表記にし、意図的にぼかしている記述がありますが、話の大意はこの通りで、特に金額の数字についてはA君の発言のままにしてあります。 A君は俺と同世代ですが、学生時代にライターデビューし、現在は小さい編集プロダクションの営業と経営に徹しています。社員は社長であるA君と、奥さんのみ。しかし、最近まで常時3~40人のライター・エディター・デザイナー(すべてフリー)を抱えていて、A君が営業をかけて出版社からもらってきたムックや単行本の仕事を、その都度自分の抱えるフリーから4~5人選んでチームを組んで、丸々一冊を1~3ヶ月かけて編集・制作していました。こうした請負仕事(その中にはA君の企画もあります)を彼の会社では常時、8~10冊は抱えていたので
初めに 先日このブログでも取り上げたホッテントリ、さっきamazonのCDランキングを見たが、本当に唖然としたに追記が加えられ、以下の補足記事が出た。 お詫びしたい 前回のエントリが不快感を与え、誤解を生む内容だったことへの詫びと、元増田が真に言いたかったことの再主張が主な内容だ。 あと前回の増田はしばらく後に消されるらしいけど、できれば残しておいてほしい。改変ネタで茶化されたのは自業自得。とはいえ、特に笑える改変があったわけでもないし*1、反省してる元増田をこれ以上煽り返すのも酷なので、やめてあげたらいいかなと思った。 それで話を元増田の再主張に戻すけど、今回の主張内容も概ね理解できる。理解できるけど賛同できるわけでもないので、一応自分の考えを整理しておこう。そして、この議論への一つの方向性を提示したい。 増田の主張の要点 まず、元増田は機械を通した音源やインストゥルメンタルを否定せず、
なかなか興味深い統計結果。日本レコード協会の「音楽メディアユーザー実態調査」。2008年度版の調査結果が3月12日に公開されてる。 一般社団法人 日本レコード協会 概要はこちらでも触れられているけど。 YouTubeがCD購入のきっかけに 若年層で顕著 - ITmedia NEWS こういうデータをいじくるのは好きなので、せっかくなので自分もちょっと分析することにした。幸いなことにデータは結構ネットであたれるし、これ以外にも相当なものが転がっているので。便利な世の中に感謝だねえ。 概況 「CDが売れない」という話はもはや周知の事実。ミリオンセラーが出なくなったし、明確に数字として出てます。 社団法人 日本レコード協会|各種統計 - CD生産数量 社団法人 日本レコード協会|各種統計 - CD生産金額 数量で見ても、金額ベースで見ても、見事なまでの右肩下がり。気持ち良いくらいの右肩下がり。
当初は別に非難するつもりもなく、ただのウォッチの対象に過ぎなかったTwitter。しかし交わされる内容の中身の空虚ぶりには、目を覆いたくなるものが多い。というか、このネタの宝庫を誰もつっこまないのが不思議なほど。 ソフマップの店頭デモを見ながら、 二人のオタが言い争っていた 「初音ミクが唄っているのだ」 「いや、ただパソコンが鳴っているのだ」 そこへ通りがかったオタが言った 「初音ミクが唄っているのでもない、 パソコンが鳴っているのでもない おまえらの心が鳴っているのだ」 二人のオタは鳥肌をたてた。 (非風非幡) 手近なものをひとつ紹介したが、「どう?」「すごいでしょ?」って書き上げた本人のご満悦ぶりは伝わってくるけど、内容はちんぷんかんぷん。「わからないので文意を説明してよ」と言っても、聞いたところで発言者自身しどろもどろになるだけだろう。これはヒッチコック映画でいう「マクガフィン」で、
まあもうちょっとまじめに説明すると、ロキノンはアーティストからトラウマだの苦悩だのそういった言葉をそういったものを無理矢理引き出してそういう性格付けのインタビューを掲載することで、雑誌は人気を得る、読者はアーティストのことを何か深く知った気になれるというものなので。それをロキノン文化圏外に持ち出してあーだこーだと語るのはぜんぜん意味がないってかんじですよ。 ただ、ある文化圏内だけで盛り上がるものをその文化圏外に持ち出してあーだこーだいうのは、ネットが普及してきて以来普通の出来事になってきてるからなあ。それは弊害のほうが多いようにしかおれには思えないけども。 http://d.hatena.ne.jp/strange/20090621#p3 Perfume周辺に多大な混乱を巻き起こした件に関する、strangeさんのこのエントリへの勝手な補足と個人的なメモとして。 まず、ロキノン派生媒体(?
近頃、30歳前後の若手批評家たちがメディアへ登場する機会が増えた。本誌連載陣でもある宇野常寛氏と、『ウェブ炎上』(ちくま新書)などの著書を持つ荻上チキ氏は、その代表格ともいえる2人である。 彼らには、いくつかの共通項がある。ひとつには、それぞれインディペンデント・メディアを自ら運営していること。宇野氏は自身が主宰する企画ユニット「第二次惑星開発委員会」からミニコミ誌「PLANETS」を発行しているし、荻上氏は人文系ニュースサイト「トラカレ!」を運営するほか、批評グループ「シノドス」が発行するメールマガジン「αシノドス」の監修も行っている。形態こそ雑誌とウェブで異なるが、どちらもメディア関係者をはじめ、広く注目を集めている。 「プレミアサイゾー」で続きを読む
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