OpenBSDからフォークしたOS「Bitrig」を開発するプロジェクト「Bitrig.org」が、初のリリースとなる「Bitrig 1.0」をリリースした。モダンなアーキテクチャのサポート、新機能の積極的な取り込みを目指しており、1.0ではARMサポートが実現している。 Bitrigは2012年にOpenBSDからフォークして誕生したプロジェクト。速度と安全性を特徴とするUNIXライクなフリーのOSを目指すという。OpenBSDをフォークした理由として、OpenBSDが高い安全性維持のために保守的であるのに対して、制限を緩めて新しい機能を取り入れたいと説明している。モダンなアーキテクチャのサポートを掲げており、コンパイラはGCCではなくLLVM/Clang(バージョン3.4)をサポートする。軽量で、組み込み端末でも動くという。 Bitrig 1.0はOpenBSD 5.6をベースとする。