社会復帰を目指す元受刑者の就活を支援するNPO法人「轍(わだち)」が、徳島県に設立された。自身も服役した経験がある理事長の吉崎恵三郎さん(50)=徳島市=は「出所者ら一人ひとりと向き合い、再犯を防ぐ力になりたい」と話す。 メンバーは11人。吉崎さんら3人が元受刑者だ。ほかに自営業者らが理事を務める。主な活動は、出所者や元暴力団員らへの就職紹介。すでに建設会社などが受け入れに手を挙げた。あるタクシー会社の社長(70)は「乗務員の数が減っており、やる気があれば受け入れたい」。将来は出所者ら向けの「自立支援ホーム」をつくる構想もある。 吉崎さんは2008年3月に刑期を終え、すぐに現実を突きつけられた。刑務所にいた期間の空白が埋められず、「ハローワークで履歴書が書けなかった」。職員に元受刑者と明かし、介護補助の職に申し込んだが、連絡はなかった。 半年後、県東部の小松島商工会議所のメンバーらが開く週
すみれ第1の室内。「のん気、根気、元気」がモットーで、このほど「憩」という色紙も飾った NPO法人精神障害者回復者クラブすみれ会(宮岸真澄理事長、札幌市)のすみれ共同作業所が昨年12月、設立30周年を迎えた。1986年12月に精神障害の当事者のみで運営する全国初の共同作業所として産声を上げ、「あずましい場」(北海道の方言で「居心地の良い場」)を求め続けてきた。 作業所は現在、地域活動支援センターすみれ第1とすみれ第2に分かれ、それぞれ1日10人超が通う。第1の所長はすみれ会の副理事長も務める石山貴博さん(52)。精神科病院での患者仲間を通じて13年前にすみれ会に通い始めた。 第1の職員は石山さんを含めて6人。全員がもともと精神障害の当事者として通っていた人で、勤務形態は土日に加えて平日も1日休む週休3日制だ。 石山さんは「今でこそ当事者同士の助け合いが『ピアサポート』などともてはやされるが
がん患者の就労や生活などを支援しようと、自らもがん患者の織田英嗣さん(53)=愛知県東郷町=が一般社団法人「めぐみガンサポート協会」を設立し、患者の相談に乗り始めた。来年からは専門知識を持つ支援者の育成を開始する。改正がん対策基本法が今月成立し、企業の努力義務としてがん患者の雇用継続が初めて規定されたが、織田さんは「安心して生活できる環境整備は不十分。仲間として支えていきたい」と話している。【三上剛輝】 協会は11月に発足し電話で相談を受け付けている。今月から名古屋市中区と愛知県日進市でそれぞれ月1回、無料相談会を開くことにした。相談会では織田さんや社会保険労務士、がんの夫を介護した経験のある看護師らが応対する。生活保護や障害年金の申請法を説明し、がん患者を対象にした求人を紹介して就労も後押しする。
段ボール集めにもコツ 今回は「不作だぁぁ」 あっという間に段ボールハウス完成 本当にほしいのはホーム 本音に触れる場も ホームレスのおじさんに教わった段ボールハウスの作り方。集めるときの狙い目はとにかく大きいもの。ツルツルした面を下にすると断熱効果を発揮するらしい。自分で作った「我が家」は驚くほど静かな空間でした。朝方、肌寒さに目が覚め、「家に帰ってからゆっくり寝よう…」という人も。でも、帰るところがない人は? 「ほしいのはハウスじゃなくてホーム」。おじさんの言葉が胸に刺さりました。 段ボール集めにもコツ 今回は「不作だぁぁ」 ホームレスの自立を応援する「ビッグイシュー」が、大阪で開いた「一夜のホームレス体験会」に参加しました。 先生役は、ふだん街角で雑誌「ビッグイシュー」を売っているホームレスの人たち11人。 大阪・東京・三重などから男女12人が参加しました。 まず、グループに分かれて段
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く