『この地獄を生きるのだ うつ病、生活保護。死ねなかった私が「再生」するまで。』(小林エリコ/イースト・プレス) うつ病に生活保護、そして自殺未遂と、まさに「地獄」を見た小林エリコさんによる『この地獄を生きるのだ うつ病、生活保護。死ねなかった私が「再生」するまで。』(イースト・プレス)は、苦しみから再生するまでの道のりが描かれている。 ■統合失調症にされたのは、製薬会社の利益のため うつ病を抱え生活保護を受けていたものの、働きたいと強く願う小林さんに、社会は冷淡だった。面接をいくつも落ち、デイケアに通っていたクリニックが始めたお菓子屋のスタッフになったが、月給は1万円程度。打ちひしがれていた彼女に対し、クリニックはありえない行動に出る。それはクリニックが懇意にしていた製薬会社MR(営業担当)が勧めた、統合失調症の薬を処方することだった。小林さんはうつ病で、幻覚や妄想はない。しかし突然、統合
「後ろから声かけられても聞こえません。ゴメンね! 皆頑張ろう!」。ビブス(競技用ベスト)の背中にこんな文字を書いた「聴覚ビブス」の普及、啓発に取り組んでいるマラソンランナーがいる。聴覚障害がありながらフルマラソンを30回完走した大阪府高槻市の職員、黒川大樹さん(28)だ。レース中に接触・転倒するアクシデントをきっかけに考案し、2年前から着用。18日の京都マラソンでは夢の3時間切りに意欲を燃やしている。(田中幸美) 20歳でフルマラソン初挑戦、完走 黒川さんは4歳のとき、内耳や聴神経などに障害がある感音性難聴と診断された。徐々に悪化し、高校生のときに電話が使えなくなり、社会人2年目で自分の声が聞こえなくなった。 普段は補聴器を装着し、わずかに聞こえる音と相手の表情や口の形から話の内容を類推する。これまでの経験や勘で8割くらいまで理解できるが、仕事や日常生活でたびたび聞き間違いや誤解が生じると
『この地獄を生きるのだ うつ病、生活保護。死ねなかった私が「再生」するまで。』(小林エリコ/イースト・プレス) 短大卒業後に就職したブラック職場でメンタルをむしばまれ、自殺をはかるも一命をとりとめる。その後、精神病院に入院し、生活保護を受けることで「絶望のふちに追い込まれた」という小林エリコさんによる『この地獄を生きるのだ うつ病、生活保護。死ねなかった私が「再生」するまで。』(イースト・プレス)は、貧困と心の病気がテーマになっている。 出版した当初、「『生活保護を受けてラクしやがって』とか『精神病は甘えだ』的な批判が一定数来る」と思っていたそうだ。しかし実際には「読んでよかった」の声が圧倒的に多かったという。そんな状況を「少し落ち着かない(笑)」とはにかみながら語る小林さんに、生活保護と精神障がい者の置かれた現実について伺いました。 ■20世紀末は、ブラック企業に対する注意喚起が薄かった
【パラアーチェリーの伝道者(1)】国内大会は観客ゼロ、競技の魅力伝えられるか パラアスリートの上山友裕さん 2020年東京パラリンピック開催に向け、障害者スポーツへの理解や注目度は高まっているが、まだまだ知名度が低い競技があるのも事実。アーチェリーもその一つといえるだろう。リオデジャネイロ・パラリンピック日本代表の上山友裕さん(30)は「(2年半後の)東京でアーチェリー会場を満員にしたい」と話し、金メダルという目標を追うだけでなく、競技の魅力をアピールすることにも力を注いでいる。 弓が重く感じる--上山さんは健常者のアーチェリーとパラアーチェリーの両方の経験があります。ルールは違うのですか 上山 車いすに座って打つ、または義足をはいて打つという違いだけで、ルールはまったく一緒です。 --車いすに座って打つ難しさはありますか 上山 立った姿勢での視界と、車いすに座った状態での視界は全然違いま
難病と闘う少年が宇宙へ 不可能を可能に変えるVR ※本記事は、2017年12月21日にHTC社公式ブログに掲載されたMatthew Gepp氏の記事を翻訳したものです(元記事はTrick3DよりHTC社に寄稿)。 その日、ドビンス空軍基地の滑走路は静まりかえっていました。ジェットエンジンの轟音もせず、合衆国旗が風にはためく音が聞こえるほどです。しかし、空気は興奮に張りつめていました。50人以上の航空兵が整列し、きわめて特別な任務に赴く、きわめて特別な宇宙飛行士を待ち受けていました。 宇宙飛行士ゼイダン・ライトは、生まれつき心臓に珍しい欠陥がありました。7歳の若さにして心臓に38回の超音波検査と、6回の焼灼手術、4回の切開手術を受けるという困難を乗り越えています。それでも、彼の冒険心は決して失われていません。難病と闘う子供たちの夢をかなえるボランティア団体「メイク・ア・ウィッシュ」に、世界中
障がい者の認知や啓発活動に取り組む「父親」を応援できるチャリティーアイテムを2月5日(月)から1週間限定販売 ファッション・ビューティー 京都発のチャリティー専門ファッションブランド『JAMMIN(ジャミン)』(京都)は、知的障がいのある子どもを持つパパ達が集まり、障がい啓発活動を行う一般社団法人『福岡おやじたい』(福岡)と提携し、オリジナルデザインを製作。チャリティー付きのアイテムとして、2月5日(月)から2月11日(日)まで、JAMMIN ECサイト(jammin.co.jp)で1週間限定にて販売いたします。 < 本リリースのポイント > 1)ファッションアイテムとして「街で着られる」をコンセプトにデザインを製作しています。デザインのテーマは「親子の関係」。「父」の漢字をオマージュし、子どもの将来のため道を切り拓くお父さんと、そんなお父さんに勇気をくれる子どもとの関係をクロスハンマーで
障害者の外出のきっかけに 森井広毅さん(40) 下関市内の病院でリハビリテーションを担当する作業療法士として働く傍ら、昨年3月にインターネットサイト「下関バリアフリー観光」を始めた。休日に市内の観光地を訪れ、観光施設の階段や段差の有無、トイレの入り口の幅や手すりの高さなどを確認し、作業療法士ならではの視点でバリアフリー情報を発信している。 就職して約15年、仕事にやりがいを感じる一方「病院の中だけのリハビリには限界がある」と葛藤を抱えてきた。入院中は頑張ってリハビリし、動けるようになった患者が退院後はリハビリが続かず、機能が後退したり、再入院したりする姿を見てきたためだ。
AKB48チーム8が28日、都内で行われたパラスポーツ応援イベント「BEYOND STADIUM」に参加した。 パラスポーツの魅力や応援の楽しさを広めるプロジェクト「TEAM BEYOND」のイベントで、東京都が主催。チーム8からは吉川七瀬(19)小田えりな(20)太田奈緒(23)山田菜々美(18)行天優莉奈(18)吉田華恋(15)が参加した。小池百合子都知事や中西哲生氏、アンガールズ、歌手の小浦杏奈(28)らと、オープニングセレモニーを行った。 チーム8を代表してあいさつした行天は「ボッチャのイベントに参加させていただいてプレーもしているけれど、すごく楽しいです。この楽しさを多くの人に知ってもらえるよう頑張りたいと思います」と話した。 またこの日、「TEAM BEYOND」のメンバーが100万人を突破したことが発表された。
VR療育は発達障害や中毒患者の治療にどのような効果をもたらすのか?VRを利用した療育は日常生活や社会的スキルの向上にどのように役立つのか?VRをどのようにして、将来の療育を行う先生や他の子供たちに活用することができるのか?ソーシャル・ワーク・スクールのパトリック・ボードニック学部長は、自分の12歳の娘にVR療育を行っています。 娘は今、仮想的なパーティーの中で、人とやりとりを行っています。 自閉症スペクトラム障害と診断された娘は、実社会ではまわりの人とのやりとりに困難をかかえていますが、仮想世界ではやりとりができることをパトリックは発見しました。 VRの新しい用途が生まれました。 10年以上前、VRが今のように利用される前から、パトリックはこれまでの方法をより進化させたものでアルコールなどの中毒患者を助けようと取り組んできました。 「ドラマシナリオ仕立てで療育を行っていました。 私たちは、
拡大 「福岡おやじたい」発足4年 啓発イベントであいさつに立った「福岡おやじたい」のメンバーたち。マイクを握る理事長の吉田正弘さんと、息子の陸人さん(左から2人目) ●「福岡おやじたい」発足4年 一見して障害とは分かりにくい自閉症や知的障害のある子どもたち。彼らへの理解を深めてもらおうと、父親ら男性だけで活動するグループがある。その名も「福岡おやじたい」(一般社団法人、福岡市)。仕事上の幅広い人脈や行動力を生かし、啓発イベントや勉強会を企画。「だれもが互いに認め合う、温かい社会」を目指して活動する原動力とは-。 今月6日、同市東区のホール。「笑顔と絆のスクラム」と銘打ち、年に1度開催している啓発イベントに、本年度はダウン症の書家として全国的に知られる金澤翔子さん親子らを招き、700人以上を集めた。 そろいの青いTシャツで運営に当たったメンバーたち。冒頭、理事長の吉田正弘さん(61)はいつも
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