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亜細亜大学は6月、障害者をサポートする学生ピアサポーターの習熟度を深めるワークショップを開いた。実際にアイマスク体験や手話学習などを通して障害への理解を深め、建学の精神「自助協力」を体現。ダイバーシティー(多様性)のあるキャンパス作りに尽力している。 ピアサポーターとは、障害の疑似体験や感情を共有し、ピア(仲間)として支え合う活動をする人のこと。同大では十数年前から、学生とともに手話通訳や筆記補助など、ろう学生に対する学習支援に取り組んできた。昨年4月に障害を理由とする不当な差別を禁止した「障害者差別解消法」が施行されたことをきっかけに、学内に「障がい学生修学支援室」を開設。職員と教員支援コーディネーターの2人態勢で障害者の学習・生活支援をし「居場所ができた」など安心する声が寄せられている。 支援室は6月、支援室に登録している学生ピアサポーター76人に、5回の活動説明会とワークショップ「ア
障害者の地域生活を支援する事業所の全国組織「きょうされん」がアーカイブセンターを東京都中野区の事務所内に開いた。1970年代の作業所の記録や障害がある当事者が書いたエッセーや小説など、障害の分野にかかわる約7千点の書籍・資料を閲覧できる。 脳性まひで言葉や歩行に障害があり、今月13日に肺炎で亡くなった俳人の花田春兆さん(享年91)のコーナーもあり、句集「天日無冠(てんじつむかん)」(1963年)など38冊の関連書や資料が並ぶ。障害者問題への理解と啓発に尽くした足跡を知る一助になりそうだ。精神医学の父とされる故・呉秀三らが設立した学会の機関誌「神経学雑誌」(1906~32年分)といった専門誌もある。 当面は閲覧のみだが、インターネットで検索できるようデジタル化も進めていく。平日午前9時~午後5時。入館無料。きょうされん(電話、03・5385・2223)のホームページから蔵書一覧を見ることがで
交通事故や病気などで脳に重い損傷を負った人や家族らでつくる「全国遷延性意識障害者・家族の会」の設立10周年の記念講演会が16日、東京・八重洲であった。日本意識障害学会理事長の加藤庸子・藤田保健衛生大教授が講演し、慢性期の意識障害患者の症状の評価方法を2016年度にも学会で作成する方針を示した。 加藤氏は、これまで意識障害患者の症状に関する客観的な基準がないため、治療法にばらつきが目立っていると説明。「患者の状態に合った治療につながるような評価方法にしたい」と語った。 講演会には、会員や医療関係者ら約110人が参加した。家族の会の桑山雄次代表はあいさつで「多くの人たちに支えられ、設立10年を迎えることができた。ただ発足から時間が経過し介護家族の高齢化が深刻になっている」と述べ、家族が介護できなくなる将来にどう備えるかが喫緊の課題になっていると報告した。 2014年11月17日月曜日
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