御嶽山のふもとで、子どもの健康と安全を守る取り組みが続いている。噴火による降灰の懸念に加え、地域が安否不明者の捜索拠点となり、生活環境は一変した。今のところ子どもたちの様子に大きな変化はないが、心への影響は未知数なまま。関係者は息の長いケアの必要性を感じている。 木曽町や王滝村の児童生徒は降灰の影響を避けるため、登下校時のマスクの着用を続けている。山に近い学校では、災害時避難用に備え付けられていたヘルメットもかぶる。屋外での活動も自粛し、山頂の東約15キロの三岳小学校(木曽町、40人)は11日の運動会を体育館で催すことにした。 県の調査では二酸化硫黄などの大気汚染物質の濃度は噴火前と変わらない。両町村の教育委員会によると健康被害は報告されていないが、教育現場では念を入れた対応が続く。 山頂の南約10キロにある王滝… こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。
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