inside Enterprise 日々刻々、変化を続ける企業の経営環境。変化の中で各企業が模索する経営戦略とは何か?ダイヤモンド編集部が徹底取材します。 バックナンバー一覧 2020年開催の東京オリンピックのメイン会場となる新国立競技場。土壌改良工事をしていた建設会社の社員の男性(23歳)が、1ヵ月間で約200時間の残業を行い、今年3月に失踪、自殺していた。ここ数年、建設業界の人手不足と過重労働が懸念されてきたが、遂に悲劇が起こった。今後どのような対策をとるべきなのか。遺族の代理人を務める川人博弁護士に話を聞いた。(週刊ダイヤモンド編集部 岡田 悟) ――自殺は過重労働が原因だとして、遺族が労災申請をしています。労務管理が不適切だったことは勤務先の企業も認めていますが、過重労働はこの企業特有の問題なのか、新国立競技場の建設現場全体に共通する問題なのか、どうお考えですか。 断定的なことは言
絵描きやモノ作りが好きだった男子生徒。将来の夢について「ロケットを組み立てる人」と書いていた=青森県東北町で、一宮俊介撮影 いじめ自殺などが疑われる「重大事態」をめぐる毎日新聞の首長アンケートでは、重大事態を調査した自治体の2割近くで再調査になっていた。調査のあり方について自治体ごとに考え方の違いがあり、規模の小さい自治体ゆえの悩みも浮かび上がった。遺族側にとっても再調査を求めることによる心の負担は大きい。【夫彰子、一宮俊介】
大手損害保険各社が、訪日外国人旅行者の病気やけがなどに対応する「インバウンド保険」の販売に力を入れている。訪日客急増の一方で、無保険の外国人が医療費未払いのまま帰国するといったトラブルも相次いでいるため、各社は旅行者本人だけでなく、受け入れ業者向けの保険も用意し、普及に取り組んでいる。 日本政府観光局(JNTO)によると、2016年の訪日外国人旅行者は過去最多の約2404万人で、政府は東京五輪・パラリンピックが開かれる20年に4000万人まで増やす目標を掲げている。 一方、観光庁の調査によると、訪日外国人の約30%は旅行保険に加入せずに入国しているとみられる。滞在中に病気やけがで通院した場合、医療費が全額自己負担となることが未払いを助長しているとみられる。大阪府内では昨年、訪日外国人を受け入れた病院の30%で未払いが発生したとの調査結果もある。
緩和ケア病棟で最期を迎えた進行がん患者の家族のうち、約40%が何らかの家庭内葛藤を抱えていたことが、筑波大学の浜野淳講師、東北大学の宮下光令教授らの調査で分かった。研究グループは医療従事者が家族内の関係やコミュニケーションの状況を理解してかかわることが、家族支援につながるとみている。 調査は日本ホスピス緩和ケア協会に加盟する国内71医療機関の緩和ケア病棟で2016年1月以前に亡くなった患者の遺族を対象に、2016年5~7月に実施した。対象となった遺族は767人で、うち458人を解析した。 それによると、遺族の42.2%が家族内の葛藤を少なくとも1つ経験したと答えた。「本来果たすべき役割をしていない家族がいる」「患者の治療方針で意見が合わないことがよくあった」と答えた遺族もそれぞれ20%を上回っている。 家族の年齢が若いときや家族内で十分なコミュニケーションが取れていなかったとき、家族内で意
平成30年3月末で別の病院と機能統合し、閉鎖される大阪市立住吉市民病院(住之江区)の入院患者のうち、閉鎖後の受け入れ先が決まらない難病の男児がいる。先天性の代謝異常疾患の一種「ゴーシェ病」を患う堺市の男児(5)で、24時間体制の医療ケアが必要なため長期入院している。同病院はこうしたケアが必要な重症児の病状が安定し、在宅や施設に移行できるまで預かってきた。しかし閉鎖に伴い、この役割が失われるとともに、他の病院も難色を示しているため受け入れ先が見つかっていないのだという。(南昇平) 進行速く、震えやけいれんなど中枢神経症状を併発、24時間医療ケア必要 今年3月の誕生日、男児は初めて堺市内の自宅に戻った。ベッドに寝たままで主治医らが同行。わずか3〜4時間の滞在だったが、兄(8)は誕生祝いのケーキを食べさせるまねをするなど、弟とふれ合った。母親は「入院中は長男(兄)は弟とほとんど会えないので、うれ
お年寄りらが利用する電動車いすのナンバー登録の動きが広がっている。登録した利用者の住所や名前などの情報を、警察、民生委員などで共有。事故や急病の際の身元特定に役立ち、家族の安心にもつながる。8年前から取り組む県警長府署(下関市)の管内では、登録台数が当初の4倍に増加している。(池田圭太) 2009年、同署管内の下関市菊川町で電動車いすに乗った男性が乗用車にはねられ、亡くなる事故が発生。男性が自宅のある地区の外に出ていて、身元確認に時間がかかったことから、男性の知人で地元の防犯パトロール隊代表の藤井信幸さん(69)が、独自のナンバー登録制度を提案し、スタートさせた。 利用者は住所と名前、緊急連絡先、電動車いすに乗った写真を登録。同署に事務局を置く長府防犯対策協議会が発行する。 ナンバーは2種類あり、大が縦10センチ、幅13センチ、小が縦6・5センチ、幅が10センチで、町名と3桁のナンバーのほ
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