■現実路線の管新政権 民主党の鳩山政権が倒れて、管政権が誕生し、新しいマニフェストが出て来た。巷間言われている通り、賛否はあるかもしれないが、非常に現実的で、成長戦略もそれなりに語られている。少なくとも、鳩山政権の時のような根拠のない理想を語るようなところはあまり感じられない。選挙前だが、消費税の増税についても言及されている。具体的な内容に踏み込むと、様々な問題が見えて来るが、それでも、もはや夢や理想を語っている場合ではない、という切迫感は伝わって来る。 ■日本は窮地にいる 日本は相当な窮地に追いつめられている、という認識はどこまで共有されているのか。政治ももちろんそうだが、企業の現場にいても、自分の感じている危機感がどうしても共有されているようには思えない、そういうもどかしさを感じることが最近本当に多くなった。そういう苛立ちもあって、つい危機感のない人達ちにキツいことを言ってしまうことも