アベノミクスで久しぶりに日本人のマインドは高揚している。かくいう筆者も、頑張れ!頑張ろう!!という気持ちで、ちょうど1年前の52歳の時に、外資系企業社長の立場を捨てて、グローバル時代に力を発揮する「人財」を育成する会社を立ち上げた。 このコラムでは、日系大手保険会社から外資系金融機関に転じ、「グローバルで戦うとは、こういうことだった!」という筆者が体を張って得てきたノウハウの一部を、失敗も交えて惜しみなく紹介していきたい。 何を隠そう筆者は、変革への熱い思いを強くする一方、「このままいくと日本経済はだめになるんじゃないか?かなりやばい!」ときわめて悲観的に感じている。その理由は、日本人の仕事のスタイルが実は過去20年以上、全然変わっていないのではないか?との疑念があるからである。 日本はこの20年でグローバルな競争力を失ってきたとよく言われる。日本人がさぼっていてそうなったのならまだ救いが