社会の知的基盤としての大学の発展を応援し、科学・技術の調和のとれた振興をはかります 2012年11月 大学の危機打開へ「学問の府」にふさわしい改革をすすめます わが国の大学は、かつてない深刻な危機に追い込まれています。各大学で教育・研究のための財政が枯渇し、地方の大学や中小の大学は存立さえ危ぶまれています。大学の教員は資金獲得や短期で成果のあがる研究に追われるなど、自由で自主的な研究の条件を奪われています。とりわけ、基礎研究の先行きは深刻です。若い研究者の多くは有期雇用のもと、将来への不安のなかでの研究を強いられ、ゆとりのない研究環境に追い込まれています。経済的理由で進学をあきらめる若者がふえ、研究者を志す若者が将来への希望を失う重大な事態です。まさに学術の危機といえます。 これは「大学の構造改革」を自公政権が推進し、民主党政権がそれを引き継ぎ、さらに事態を悪化させたからです。民主党政権は