最近、サイエンス・パブリッシングでは、オープンアクセスに関する議論とともにインパクト・ファクター(以下、IF)の議論も盛り上がりつつあります。 特に先日、アメリカ細胞生物学会(American Society for Cell Biology ,ASCB)が中心となり、発表されたサンフランシスコ研究評価宣言San Francisco Declaration on Research Assessmentは注目に値する動きのひとつと言えます。 世界各国の260近い研究助成機関や学術誌と6500人を越える研究者*が(6月3日現在)が賛同したこの宣言は、IFの濫用を警告するとともに、IFに依存しない研究評価を訴えています。 *日本からは 柳田充弘 先生(Genes to Cellsの編集長として)貝淵弘三 先生 (CSFの編集長として)がサンフランシスコ研究評価宣言に賛同しています。 宣言の内容を