ミルクセーキ発祥の店 一体どうして、このような独自スタイルに発展したのか? 長崎流ミルクセーキ発祥の店と言われている喫茶店「ツル茶ん」に話を伺いに行った。ちなみにこのお店、なんと「九州で最初の喫茶店」という歴史ある喫茶店でもある。 三代目マスターの川村さんは、終始にこやかにこう語ってくれた。 「私の祖父の頃、当時はまだ冷凍室のついた冷蔵庫がない時代でした。そこで長崎の暑い夏に合うように、練乳をベースにしたタネをかき氷に加えて作ったのが、氷菓子のミルクセーキです。」 これが大ヒットし、いつしか長崎中の喫茶店で見られる定番メニューとなった。ただ、作り方を伝授したわけではないので、店ごとに作り方が異なり、さまざまなバリエーションがあるらしい。(バニラアイスと氷をミキサーにかけた、マックシェイクのようなミルクセーキとか) 名物が作られる条件 お話を伺ってるうちに、その土地の名物と呼ばれるものができ