ふだん長崎のローカル記事をよく書いてるおかげで、 「懐かしい。」 という感想メールを頂くことがけっこうある。 懐かしいと言うからにはもちろん、以前長崎に住んでいたという方々からだ。 そしてたいていの場合、感想の他に昔よく通った食べ物屋の思い出なども書いてあるのだが、そこでなぜか 「長崎のお好み屋が懐かしいです。」 というコメントが多いことに、ある時、気付いた。 それも同じ人が何度もそう書いているのではなく、ぜんぜん別の何人もが、お好み焼き屋について言及しているのである。 (text by T・斎藤) お好み焼き屋めぐりを 言われてみると、たしかに長崎には燻し銀的な、渋いお好み焼き屋をちらほら見かける。でもどうして長崎の思い出として、お好み焼きなんだろう? そこで今回は、なぜか多くの人が懐かしんでいるお好み焼き屋の様子を見て回ることにした。