福島第一原子力発電所の事故でいろいろと興味深い評価や事実が明らかになるが、今日明らかにされた、3月11日・12日の1号機の状態についてのニュースを聞いたときは思わず声が詰まった。想定外ではない。逆で、あの時点でメルトダウンを懸念した想定に近かったからだ。現状ではまだ詳細は明らかになっていないが、現時点の報道だけでも十分に興味深いので留めておきたい。 ニュースは午前7時17分のNHK「1号機 震災の夜に燃料露出直前」(参照)である。 東京電力、福島第一原子力発電所の事故で、1号機では、先月11日の地震当日の夜までに原子炉の水が核燃料が露出する直前まで減り、安全のために最も大切な「冷やす機能」を十分に保てなかったことが、NHKが入手した資料で分かりました。専門家は「その後さらに水が減り、核燃料が露出したことで、地震の翌日という早い段階で水素爆発が起きたのではないか」と指摘しています。 1号機の