文のおにぎりが食べたい 『みなさん、ごはんですよ~』 そう言って塾のみんなにおにぎりを配る文(ふみ)。 兄・吉田松陰が亡くなるまでの間、 杉家のはなれで行われていた松下村塾の講義。 大河ドラマ『花燃ゆ』では 主人公・文はいつも塾生たちにおにぎりを配っています。 実はこのおにぎり。とても重要な意味があるんです。 歴代の大河ドラマには重要なアイテムが登場しています。 『武田信玄』、『毛利元就』、『篤姫』や『天地人』では 囲碁の碁盤でした。 碁盤を挟んでじっくりと会話をする。 碁を打ちながら状況を打開するアイディアが浮かぶ。 武将の戦術や心理を描く演出としてはとても効果的でした。 今回の『花燃ゆ』では主人公・文(ふみ)は女性。 彼女を象徴する小道具として使われているのがおにぎりってこと。 どこの家庭にもいそうな女性な女性。 つなぐ役割。引き合わせる役割を担う女性。 自我よりも人の為に動く健気な女