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ブックマーク / ohnosakiko.hatenablog.com (7)

  • 男であることのストレス - ohnosakiko’s blog

    男女論になるとよく「主語が大き過ぎる」という指摘が出る。「男とは」「女とは」という語りによって、現実には多様な男や女を一括りにしている、一般化してしまっているという批判だ。「私はここには含まれない」「こうじゃない人もいる」という意見も時々出る。 そういうことを言われるたびに、「男とは」「女とは」と言っただけで何故「すべての男」「すべての女」を指していると思うのだろうと疑問をもつ。生物学的な意味での男/女に必ず共通しているのは、それぞれ男性/女性の身体を持っている、ということだけだろうにと。 「男とは」を例にとってみよう。「男とは」話で言われるところの「男」は、文脈によって二種類ある。 一つは、「多くの男は」「男の全体的な傾向として」という話だ。大抵は「女の全体的な傾向として」という話と比較するために書かれる。そう書くだけのサンプルや統計資料、それに準ずるものがあり、尚かつ例外はあるに決まっ

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  • 女をモノ扱いするのは男の仕様、あるいは男の性の脆弱性と所有欲について - ohnosakiko’s blog

    今週は、女をモノ扱いし女の人格を尊重しない男が世の中には多いので、女性にとって性的に欲望されることは単純に歓迎できないという話のブクマタワーがどんどん高くなっていくのを、あっけにとられて見ていた。 おそらくここでも、内容の是非というよりは話法を巡って(もちろん話法は立ち位置に深く関係する)対立や齟齬が生じていると思われるが、それに深入り言及するのは避ける。 一つだけ、ブコメやハイクでid:simplemindさんが、何の得にもならないのに焼け石に水的な介入と議論整理の努力をされているのに少し感動した。特に感心したのは(別の記事のメタブだが)これ。 自分の事を「殴るどころか怒った事もない優しい性格」だと長年思ってたけど単に人と距離を置いてただけだと結構最近気が付いた/自分の暴力衝動とどう付き合うかは強さとか優しさだけじゃなく経験とか技術も要るよね http://b.hatena.ne.jp/

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    scrt8sh
    scrt8sh 2010/05/23
  • 大人の便箋と勉強のできる男の子 - ohnosakiko’s blog

    用がなくても、文房具店に行くのは楽しい。ずらりと並んでいるノートやボールペンや色鉛筆。それらのすべてが(当たり前のことだが)まだ誰にもまったく使われていない、ピカピカの新品のまま。なんだか興奮する。学校に入学したり進級した時に、新しいノートを買いに行ったワクワク感が蘇ってくる。 小中学生の頃は、学年が改まると「今年は頑張ろう」と思った。新しいノートをおろし、一ページ目は新しい鉛筆で丁寧に書いた。そのうち、勉強意欲が衰えてくるのに従ってノートの字も乱雑になり、最初のページの几帳面さに比べると終わりの方は「あ〜あ」という感じになるのだ。 あ〜あ、今年も成績上がらなかった。来年は頑張ろう。まず新しいノートを買って‥‥。高校からはルーズリーフを使うようになって、おニューのノートをおろすワクワクは味わえなくなった。 店内でも特に私の足が長い間止まってしまう場所は、絵はがきや便箋のコーナーだ。ユーモラ

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    scrt8sh
    scrt8sh 2010/02/04
  • 『嗤う伊右衛門』に見る醜女の意地 - ohnosakiko’s blog

    北原みのりのエッセイが前提にしているであろうことを解説的に書いただけの先日の記事に、思いがけず100もブクマがついてびっくりだ。美人だブスだという話になるとムズムズする人が多いのだなぁと思いました(っておまいさんがその筆頭だがな)。 「男に比べて圧倒的に女の方が容姿を云々されてきた。明らかに非対称性がある。女は男に比べて、美しいかそうでないかに敏感にならざるを得ない傾向がある」というのは、幸か不幸か厳然たる事実である。しかしそれを改めて指摘すると、「世の男性はそんなに女性を外見で選んでるかなぁ」とか「一部の男の声が大きいだけ」とか「容姿を必死で気にする人は美しく見えない」という意見が必ず出てくる。 では、それをもって厳然たる事実が覆されるのか? と言えば、されない。だから突っ込みとしての意味はあまりないんじゃないかと思うわけです。あ、一言言いたい気持ちはよくわかります。*1 世の中の男性の

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  • 「ブスなのに何故」問題 - ohnosakiko’s blog

    北原みのり|よしもとばなな よしもとばななの容姿をめぐる自意識についての、北原みのりと友人のBさんの会話がCさんを"誤爆"してしまい、大変なことになったという話。 以下は、例の居酒屋ワイン事件についての「勘違い」エッセイに驚いたという下りの続きの部分。 いやー、よしもとばなな、すごいね。 その安定感は、やはり、父親の名前が大きいからなの? というようなことを私が言うと、その場にいた女友だち(仮にBさんとします)がすかさず、 「そういう人なんですよ。よしもとばなな。前にエトロのパーティで、全身エトロを着て・・・ええ、もちろん、全く似合っていないんですけど、ピーコのファッションチェックを満面の笑みで受けてたことがありますよ」 と言うのである。なるほど、作家に必要なのは客観的に自分を観る力ではなく、自分に酔える力だ。妄想力だ。よしもとばななの自己肯定感は、父にそっくりな容姿を得た故なのか、それと

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    scrt8sh 2009/12/26
    カラオケで美少女アイドルのブリブリな曲を歌うに歌えない時の気持ちと、根っこが一緒なんだろうな…
  • 「ジェンダー入門」とネトウヨ君 - Ohnoblog 2

    また何年か前の話だが、「ジェンダー入門」の授業の単位認定レポートに、こちらの指定した課題(自分で映画を選び分析する)を無視して、攻撃と怒りと恫喝を延々と書き連ねてきた男子学生がいた。 内容を超要約すると、「フェミニズム及びジェンダー論は、フェミナチが日を共産主義化して乗っ取るためにでっち上げた陰謀である。男女の役割はすべて生物学的に決定されているのに、フェミナチは性差そのものをなくそうとしている。こうした危険思想の下に講義をしている大野は、憲法が保証する思想・信条の自由を侵犯しているので、告訴することも可能である」。 いや、あの思わず笑った人はいるかもしれないけど、当にこういう内容だったのです。だいぶん前からあちこちで見られるネトウヨ的言説を、適当にコラージュしたみたいな。botが書いたかと思ったが手書きだ。 ちなみに冒頭には「皇紀○○○○年」とあった。この牧歌的な学校にもこういう学生

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    scrt8sh
    scrt8sh 2009/12/11
  • 闇から闇に葬らないこと - 性犯罪の特徴と問題 - ohnosakiko’s blog

    もう何年も前のことだが某学校で、ある女子学生が「以前に教師からセクハラを受けた」という旨のメールをくれたことがあった。 それによると授業後お茶に誘われ、とてもいい先生だと思っていたので応じたら、それから事などにしつこく誘われるようになり、個人的な感情まで告白されたので、気持ちが悪くなって誘いを一切断るようにしたら今度は態度が一変し、授業中、他の生徒の前でわざわざ厳しく接するようになった、という。パワハラでもある。 是非とも学校のセクハラ相談室に行って話をするように勧めた。もし1人で行きにくかったら付き添うからと。すると彼女は、「一年も前のことだし、話を聞いてもらってスッキリしたので、もういいです」と返してきた。 「一年前でも大丈夫。その教師には相応の処分が下されるべき。勇気出して」と説得したが、「蒸し返したくない。もしかしたら、私も誘いに乗ったのがいけなかったかもしれないし」と固辞され、

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    scrt8sh
    scrt8sh 2009/12/06
    関わりのある人が相手だと、利害関係が絡んでいる事も多いし、周囲の人を慮って結局声を上げられないとかいうのもありそう。もちろんそういう状況読んで犯行に及んでる人もいるんだろう
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