東京・銀座の商業施設「GINZA SIX(ギンザシックス)」は2021年12月、開業以来最高の月間売上高を達成した。22年春の売り上げも好調だ。以前は活発だったインバウンド需要は、新型コロナウイルス感染症拡大によって落ち込んだが、テナントの入れ替えなどによって20~30代の若い富裕層に支持された。 「2017年の開業当初は好調だったが、その後は新型コロナウイルスの影響でインバウンド(訪日外国人)需要が落ち込み、当社も苦しい状況が続いた。しかし21年12月の単月で見ると売上高は過去最高になった」。こう話すのはGINZA SIXを運営するGINZA SIXリテールマネジメント(東京・中央)プロモーション・サービス部長の佐伯喜美氏だ。 具体的な数字は公開していないが、年間の売上高が数百億円なので、単月では数十億円だろう。22年に入って3月と4月、5月は再び回復基調に乗って、新型コロナ禍以前の19