不法残留の元技能実習生のベトナム人をリサイクル工場で働かせていたとして、入管難民法違反(不法就労助長)の疑いで人材派遣会社「レスプロJAPAN」(堺市中区)の幹部社員ら3人が逮捕された事件で、大阪府警が同容疑で同社の従業員を新たに逮捕していたことが25日、捜査関係者への取材で分かった。不法就労させていたとみられるベトナム人やバングラデシュ人は40人超に上ることも判明。府警は同社が仲介料など約1700万円の利益をあげていたとみて実態解明を進める。 府警によると、同社の幹部社員、加藤真一容疑者(55)らは技能実習生として入国し、実習先から失踪していたベトナム人の元技能実習生の男性を米田商店(堺市堺区)が経営するリサイクル工場で働かせていた疑いがもたれている。 捜査関係者によると、新たに逮捕されたのは同社従業員の40代の男で、不法残留するベトナム人らへの給与支給や工場までの送迎を担当していたとみ