9月7日、釧路空港から関西国際空港に向かう予定だったピーチ・アビエーションの機内でマスク着用を拒否して大声で騒いだ男性を降ろすため、同機は新潟空港に臨時着陸した。このニュースは、「機内ではマスク着用が常識」というコロナ禍の「新しい生活様式」ならではのことのように思えるが、時代によって生活様式は変化する。昭和48年(1973年)生まれのネットニュース編集者・中川淳一郎氏が、小中学生時代(昭和50~60年代)には当たり前だった「今では考えられない風習・様式」を振り返る。 * * * 常識というものは日々変わるもので、最近でも居酒屋に行ったら、届いた料理の皿に誰も手をつけない。あぁ、取り箸がないのが気になるのですね。分かります、分かります。かくして店員を呼び、「すいません、取り箸をいただけませんでしょうか」とやるようになりました。 こうして様々な風習・様式・作法といったものは変わっていくものです