ことし死後50年となるキューバ革命の英雄、チェ・ゲバラの故郷アルゼンチン中部ロサリオに設置された銅像を巡り、右派系の団体が「共産主義の殺人者は公の栄誉に値しない」としてインターネット上で市に撤去を求める署名活動を展開し、議論が起きている。 政府の要職などをなげうって革命実現に殉じた生き方に世界中で信奉者が多いゲバラだが、各地で武装闘争を繰り広げたことへの批判も根強い。これまでに約1万4千人の署名が集まった。 銅像は2008年、生誕80年を記念して設置された。高さ約4メートルで、約1万5千人が寄付した鍵やメダルなどを溶かした素材で造られた。 ゲバラはキューバの故フィデル・カストロ氏らと共に、ゲリラ戦の末に1959年のキューバ革命を成功させた。南米ボリビアの山中で革命を目指し闘争中の67年10月、ボリビア政府軍に捕まり処刑された。(共同)
![「共産主義の殺人者は公の栄誉に値しない」ゲバラ銅像撤去求め署名 地元アルゼンチン右派団体 - 産経ニュース](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/6fa71c080cba82cbc2fb65161deb54195a05dd47/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.sankei.com%2Fimages%2Fnews%2F170816%2Fwor1708160040-p1.jpg)