大手ビールメーカーのキリンビールは、地震のあとおよそ2週間ぶりに、北海道千歳市にある工場で生産を再開しました。 工場では、温度の管理ができなくなったビールを廃棄し、製造ラインなどを調べた結果、問題ないことが確認できたとして19日、およそ2週間ぶりに、3つのラインのうち、需要が多い缶ビールと業務用のたるのビールの2つのラインで生産を再開しました。 会社によりますと、引き続き節電への協力が求められていることから、当面は日中に限って工場を稼働し、電力の回復の状況を見ながら生産を拡大したいとしています。 櫻井隆工場長は「ようやくビールを届けることができるようになり安心しました。災害で大変な思いをされている人も、ビールで少しでも安らぎを感じてもらえれば」と話していました。 千歳市にあるキリンビールの工場は、主に北海道内に製品を出荷していますが、今月6日の地震やその後の停電の影響で生産を中止していまし