16日に安倍晋三首相と会談するはずだったルーマニアのトゥドセ首相が、直前に辞任した。同国では日本との経済関係の重要さを踏まえ、この混乱に批判の声が噴出している。 昼食会のキャンセルなど当初の予定が大幅に変更され、メディアでは元閣僚らが「日本人は細かい手続きや儀礼にこだわる人たちなのに」「侮辱だと思われる」とコメントした。ネット上の書き込みでは「こんな政府が私たちの代表なんて恥ずかしい」「あまりにも失礼だ。日本人は世界で一番丁寧な人たちなのに」といった失望の声が出た。 欧米メディアも、安倍首相が到着した際、会うはずだった首相がいなくなっていたことを「最悪のタイミング」などと報じた。 首相の辞任は与党・社会民主党の支持を失った結果で、与党の最高実力者ドラグネア氏は、この混乱で勝ったのは「党だ」と豪語した。ヨハニス大統領は16日に防衛相を首相代行に指名していた。次の首相は同党女性部門のトップのダ