「キャピックショップなかの」地図 その店の奥に、スポットライトを浴びた白木神輿が鎮座しているのだ。高さは約1.5メートル。神輿全体に散りばめられた金具が煌びやかに光り、てっぺんに取り付けられた鳳凰の金具は、大きく羽を広げている。屋根からかつぎ棒にかけて結わえられたオレンジ色の飾り紐は、重厚感を漂わせ、プロ顔負けの細やかな仕事が随所に見られる。 刑務所でつくられている神輿 40年以上前から約5200基の神輿が作られている 日本全国にある刑事施設は現在、75施設。その中でも神輿を製作しているのは千葉、富山両刑務所だけだ。千葉は修理が中心だが、富山は現在も神輿を製作している。品質の高さ、そして市価に比べて手頃な値段が評判を呼び、全国の自治会や企業に納められている。 富山で神輿の製作が刑務作業に取り入れられたのは昭和53年。法務省矯正局成人矯正課の担当事務官が、その経緯を説明する。 「昭和51年ご
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