学会ドヤり系質問という言葉をご存知だろうか。 知らないのも無理はない。私が最近作った言葉だからだ。 「学会ドヤり系質問」とは、簡単にいえば、学会の質疑応答時にフロアから「ドヤ顔」でなされる質問である。つまり、「これは鋭い質問だ!、私は本質をついてるぞ!」ということをしたり顔で言っている質問である。 それだけなら問題はない。 「ドヤ顔」で指摘せざるを得ない問題というのはこの社会にいくらでもある。 しかし、「学会ドヤり系質問」には、さらに2点ほどもっと重要な(そして困った)要素を持っている。それは・・・ (1)きわめて定形化されているため誰でも簡単に言える (2)実際はぜんぜん鋭くない、むしろ残念な質問である という2点である。 学会ドヤり系質問のリスト 私は以前から、こういうくだらない質問群に苦々しい思いを抱いてきた。 そして、それ以上に、こういうくだらない質問で「自分は辛口だ」と思い込んで
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