学校内で同級生にいじめを繰り返していたとして愛知県警は14日、暴力行為等処罰法違反(集団暴行)の疑いで、名古屋市熱田区の東海工業専門学校熱田校に通ういずれも16歳の少年5人を逮捕した。被害者はいじめをきっかけに不登校になったという。捜査関係者が明らかにした。 関係者によると、5人は5月下旬、休み時間の教室で同級生の少年(16)を取り囲み、「ピアスの穴を開けてやる」などと威圧。嫌がる少年を取り押さえ、教室にあった画びょうを少年の耳たぶに刺したとみられている。5人はさらに、自分たちが持っていたピアスを少年の耳たぶに無理やり取り付けたといい、少年はこのいじめの直後から学校に登校していない。 被害に遭った少年は保護者を通じて学校に相談し、学校は5人から事実関係を聞き取った。5人は当初、画びょうを耳たぶに刺したことを認めたが、その後は「(少年が)ピアスをしたいと頼んできた」などと説明を変えていた。こ