沖縄県那覇市から南西へ約430キロ先に位置する石垣島。世界有数の美しい海とサンゴ礁に囲まれ、リゾート地として人気を集める。特に2013年3月の新石垣空港開港後は、本州からの直行便の充実などをきっかけに飛行機で石垣島に訪れる人が大きく増加。旧空港時代の2012年が約77万人だったのに対し、2017年は120万人を超え、過去最高を記録した(石垣市調べ)。 しかし、最近は急成長による弊害が目立ってきた。というのも、せっかく増えた利用者を空港がさばききれなくなっているのだ。ターミナル内での混雑や行列の発生、荷物を預けるだけでひどいときは1時間もかかる現状を関係者たちはどう認識しているのか。 片道3万円のチケット、即完売の人気路線 まず石垣空港とは、一体どんな空港なのか。 成長を牽引しているのは海外からの訪日客以上に、東京や大阪など本州からノンストップで石垣島に入る日本人の来島者である。飛行機利用者
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