<不治の病でも身体の激痛でもない、性的虐待とレイプの被害者の苦悩が、希望通りの死に値すると認められた> オランダで10代の少女が、合法的に安楽死を実行したことがわかった。子どものころに受けた性的虐待やレイプに起因する「耐え難い苦痛」と何年も戦った末の選択だった。 17歳のノア・ポトーベンは、ハーグで安楽死の権利を認められたのち、6月2日に自宅のリビングで死の世界に旅立った。ポトーベンは11歳の時に性的虐待を受け、その3年後にレイプされた。以来、ポトーベンは、心的外傷後ストレス障害(PTSD)やうつ病、拒食症に苦しんできた。 彼女は「Winnen of Lernen(勝つか学ぶか)」というタイトルの自伝を著し、自らの心の病との戦いについて詳述している。 ポトーベンは安楽死するという選択を、インスタグラムへの投稿で明らかにした。「この場合、愛とは放っておいてくれること」と彼女は綴り、「この決断