もし県を題材に何か作品を書くなら間違いなく茨城県だし、舞台にするならつくばで決まりだ。 なんせ研究学園都市である。どこのラノベだ。 そして、つくばといえば筑波大学。前身は東京教育大学であり、当時盛んだった学生運動を封じ込めるため、 この地に追いやられたという伝説まである。どういう設定だよ。 そしてつくば以外にも、蹴球民族の鹿嶋、企業に支配された日立、県庁所在地なのに地味な水戸、 東京に目を向け別格意識を持つTX沿線と、結構キャラも立っている。完璧だ。 フィクションでよくある学園ものの、なぜか優等生から不良、そしてアホの子まで揃った謎の学園に、 おそらく一番近いのではないだろうか。 彼らがTXの終点であるつくばに集まり、人知れず死闘を繰り広げる。そういう作品を読んでみたい。