――大英博物館のマンガ展が、日本でも話題です。 内田ひろみ(以下、内田):いま展示しているギャラリーは、大英博物館の中で一番大きい特別展示室なんです。もともとはもうちょっと小さいところでやる予定でしたが、1年半ぐらい前に「大英博物館で今後企画するとしたら、どのような展示が一番観たいか」というアンケートを取ったんです。 マンガ、ストーンヘンジ、トロイ、エジプトのものといった企画だったと思います。そのうち、マンガが一番人気でした。これはすごい、もっと大きいところにしようって急遽会場が変更になったんですね。 でもマンガ原稿って小さいじゃないですか。原稿用紙でたくさん並べても短調になってしまうし、特に今のギャラリーは天井の高さが6メートルくらいあったので、縦の空間も埋めなきゃいけないという課題もありました。 ――作品はどうやって決めていったんですか? 内田:コンセプトを立てて、ジャンルを決めて、そ
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