エジプトの首都カイロで、ムハンマド・モルシ前大統領の排除に抗議する市民ら(2014年7月3日撮影、資料写真)。(c)AFP PHOTO / KHALED KAMEL 【7月3日 AFP】フランスが2013年から5年間にわたり、エジプトのアブデルファタハ・シシ(Abdel Fattah al-Sisi)大統領率いる政権に対して武器や監視システムを供与し、同国で繰り広げられる弾圧に手を貸したと非難する調査報告書が2日、公表された。 この報告書はフランスとエジプトの人権団体4組織の委託を受けてまとめられたもの。これによるとフランスの対エジプト武器輸出額は2010~16年の間に、3960万ユーロ(約51億円)から13億ユーロ(約1670億円)に急増している。 さらに報告書は、フランス政府がエジプトの治安機関や法執行機関に強力なデジタル機器類を供給することで、あらゆる形態の異議申し立てや市民運動を根