フランスのマクロン大統領は、今後の外交方針についての演説で「ヨーロッパはもはや安全保障をアメリカに頼ることはできない」と述べ、ヨーロッパの安全保障を強化するための新たな提案を行う考えを示しました。 この中でマクロン大統領は「ヨーロッパはもはや安全保障をアメリカに頼ることはできない。ヨーロッパの安全を守るのはわれわれ自身だ」と述べました。 そのうえで「ロシアを含め、ヨーロッパ各国とともに安全保障の在り方を徹底的に再検討したい」と述べ、今後数か月以内にヨーロッパの安全保障を強化するための新たな提案を行う考えを示しました。 ヨーロッパの安全保障を巡っては先月、NATO=北大西洋条約機構の首脳会議で、アメリカのトランプ大統領が、国防費の支出が不公平だとヨーロッパ各国を強く批判するなど双方の亀裂が表面化しました。 EU=ヨーロッパ連合の改革を掲げるマクロン大統領は、新たにEUレベルでの軍の創設という