【北京=鎌田秀男】インターネット上で取引出来る仮想通貨の代表格、ビットコインを巡り、中国の3大取引所すべてが閉鎖を決めた。 中国政府が取引停止を求める動きを強めたからだ。こうした事態を受け、ビットコインの価格(単位はBTC)は下落が続いている。仮想通貨専門サイトのコインデスクによると、15日は1BTC=3000ドルを割り込んだ。2日の約5000ドルから2週間足らずで、4割も落ち込んだ形だ。 中国メディアによると、北京市のインターネット金融監督当局が15日、市内のビットコイン取引所責任者らを集め、取引停止の期日を決めて発表するように求めた。 これを受け、取引所大手の「OKコイン」と「火幣網」は15日夜、10月末までに業務を停止すると発表した。前日に取引停止を発表した「ビットコイン中国」と合わせ、3大取引所すべてが閉鎖を決めたことになる。