宮崎市中心部で軽乗用車が歩道を暴走し7人が死傷した事故で、軽乗用車の73歳の運転手は、鹿児島県の自宅を出たあと、さまざまな場所を回りながらおよそ7時間かけて事故現場まで来ていたことが、警察への取材で分かりました。警察は、目的のないまま漫然と車を走らせていた可能性もあるとみて、運転手が治療を受けていた認知症との関連を調べています。 これまでの調べで、軽乗用車の運転手は鹿児島日置市の自宅を出たあと、最短距離で宮崎に向かわず、さまざまな場所を回りながら事故現場まで来たことが分かっています。 さらに警察が調べたところ、軽乗用車が自宅を出たのは当日の午前8時ごろで、事故現場に来るまで、平均の所要時間の2倍以上となるおよそ7時間かかっていたことが分かりました。警察によりますと、運転手は認知症の治療を受けていて、事故の直後、「今どこにいるか分からない」という趣旨の話をしていたということで、警察は、目的の