NTTデータ5月16日、コミュニケーションロボット「Sota」を高齢者の住宅に導入し、生活改善の効果を検証する実証実験を始めると発表した。住環境研究所(JKK)、積水化学工業と共同で進める。実験結果を基に、高齢者や介護スタッフの負担を軽減するコミュニケーションロボットの開発を進め、2017年度中をめどに商品化を目指す。 ロボット「Sota」(Vstone製)は、音声認識機能を備え、高齢者が楽しんで会話できるようなシナリオをしゃべるという。例えば、高齢者に一定のタイミングで「水分を補給しましょう」などと呼び掛け、行動を促す。 実験では、高齢者との会話が増えるか、食欲や運動(活動量)、睡眠などの生活状況が改善されるかを確認する。コミュニケーションロボットが、高齢者に好意的に迎えられるかどうかも検証するという。 ロボットは、積水化学工業が販売する住宅や、セキスイオアシスが運営する高齢者住宅、デイ