「金曜は正午で退社」「特別休暇の種類も豊富」――ファイザーの残業削減と休暇取得への取り組みについて、2回に渡って見ていこう。 「花の金曜日」(ハナキン)という言葉がある。週休2日制導入当時、晴れて休日の前日となった金曜の夜に遊び回るという風潮ができたことからこう呼ばれたという。筆者は知らなかったが、金曜日よりも店などが空いているために、木曜日を「花の木曜日」(ハナモク)と呼んでいたこともあるそうだ。 筆者は残念ながら「花の○曜日」とは無縁だが、医薬品の製造、販売で有名なファイザーには、もはや死語になった“ハナキン”いや“ハナモク”という言葉を使いたくなる、そんな制度がある。 1960年、70年代に週休2日制、フレックス制を導入するなど、他社に先駆けてワークライフバランス支援を積極的に行ってきたファイザー。社員数は約4700人(2008年11月30日現在)。そのうち女性の割合は約4分の1だが
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