高さ400メートル以上の北側(右側)にうっすらと着雪した東京スカイツリー。左手前はオフィスなどが入る建設中の31階建てビル=9日午前建設中の東京スカイツリー。雪が塊となって落下するのを防ぐため展望台やクレーンの支柱を仮設ネットで覆っている=1月、東京都墨田区 建設中の東京スカイツリー(東京都墨田区)で、雪への警戒が強まっている。塔や建設資材に積もった雪が凍結し、大きな塊となって落下すれば、人や建物に被害が出かねない。高さ650メートルまでの局地的な気象予報を毎日取り寄せたり、タワークレーンに電熱線を巻いたりする対策が進む。 「地面でドシャッとはじけてたまげた。あたったら危なかった」。地元の町会副会長の浅岡鉄吉さん(74)が振り返る。昨年4月中旬の朝、ツリーに付着した雪の塊が落下した。 建設地の近くにはマンションや民家が密集する住宅街がある。ツリーから数十メートル離れた道路に雪の塊