放射能濃度も平常値 北九州市がれき試験焼却 2012年5月28日 20:52 カテゴリー:社会 九州 > 福岡 東日本大震災で発生した宮城県石巻市の震災がれきを試験焼却した北九州市は28日、焼却灰や排ガスに含まれる放射性セシウム濃度の測定結果を公表した。排ガスを浄化するバグフィルターなどに付着した「飛灰(ひばい)」は最大で1キロ当たり30ベクレルで、国の埋め立て基準値の8千ベクレルをはるかに下回り、市の目標値330ベクレルに比べても10分の1以下だった。煙突から出た排ガスからセシウムは検出されなかった。 北橋健治市長は「想定通りの値。人体や農水産物への影響はなく市民に安心いただける結果と考える」とコメントした。 市は23~25日、市の焼却施設の日明(ひあがり)工場(小倉北区)と新門司工場(門司区)でがれき約80トンを焼却試験した。敷地内で測定した空間放射線量はいずれも自然界の平常値で、