外出自粛などにともなう運動不足により、「肩コリ」で悩む方が増えているのではないでしょうか。 季節は段々と冬に向かいますが、寒くなると症状がひどくなる人が多いようです。放っておくとコリや痛みを感じる部位が広がり、重症化すると頭痛や腕や手も痛むといった症状も現れます。どうすれば改善するのでしょうか。 「肩コリは、肩から首の後ろにある肩甲挙筋や菱形筋、その周辺の筋肉の緊張が続くことで硬くなった状態です。痛みを感じると交感神経が働いて血管が収縮して血行が悪くなり、さらに痛みが強まるという悪循環を生みます」と語るのは、ウェザーニューズ気象病顧問アドバイザーで愛知医科大学客員教授・中部大学教授の佐藤純先生です。 寒くなると血管が収縮するため、血行が悪くなり肩コリも悪化することが多いと言います。 「肩コリで湿布薬を貼る人がいますが、湿布薬の多くは炎症を抑える働きをする冷湿布です。一時的にスッとしますが、